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下地処理の有効性の評価

高圧水洗システムは、外壁の改修工事において既存の塗膜を除去するという効果の他に、 新築工事におけるタイル張り、もしくはモルタル塗り前のコンクリート下地の表面処理への活用が期待される。

コンクリート・モルタル下地に高圧水洗システムにより表面処理を行った場合の効果として、 1、下地表面の洗浄  2、下地の脆弱部の除去  3、下地の表面の目荒らしが考えられる。一方、タイル張りやモルタル塗りでは、 コンクリートとモルタルの接着力が他の材料間の接着力に比べて得られにくい傾向があり、剥離事故も この界面での発生割合が高い。そこで、今回の実験は、対象とする下地をコンクリートに絞り、 高圧水洗による下地処理の効果を調べることを目的とした。

実験方法 実験の要因と水準

実験に取り上げた要因と水準を表に示す。高圧水洗はコンクリート表面の凹凸の状態が 変わるように、予備試験を行って3水準設定した。 実験はすべての条件を組み合わせた三元配置で行った。


実験の要因と水準
要因水準
コンクリート型枠1、合板  2、表面処理合板  3、鋼板
コンクリート下地処理1、洗浄なし
2、水洗い(ブラシ併用)
3、高圧水洗レベル1
4.高圧水洗レベル2
5、高圧水洗レベル3
6、サンダーがけ
モルタルの種類1、ポリマーセメントモルタル
2、プレーンモルタル

高圧水洗およびサンダーがけの条件の詳細は次のとおりである。

・高圧水洗の条件 レベル1:圧力 300kgf/平方センチメートル、時間 約2.5分/平方メートル、試験体とノズルの距離 10cm レベル2:圧力 450kgf/平方センチメートル、時間 約2.5分/平方メートル、試験体とノズルの距離 10cm レベル3:圧力 500kgf/平方センチメートル、時間 約2.5分/平方メートル、試験体とノズルの距離 10cm

・サンダーがけの条件  ダイヤモンドカップサンダーを使用、時間 4~6分/平方メートル  表面を一層削りとるようにして行った。

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